2021.06.19

アーヘン工科大学Sustainability Weekendのワークショップに参加(オンライン)

アーヘン工科大学のStudent Unionが主催するSustainability Weekend(6月17日~19日)において、アーヘン工科大学International OfficeがSDGsに関するワークショップを開催しました。6月18日のワークショップには、本学から理学院・谷津陽一准教授が参加し、“Project PETREL: Platform for Extra- & Terrestrial Remote Examination with LCTF (Liquid Crystal Tunable Filter)”と題して、環境モニタリングのための超小型衛星に関する講演を行いました。
Project PETREL(うみつばめ)とは、マルチスペクトルカメラを搭載した陸・海観測および紫外線時間領域天文学のための超小型衛星を産学共同で開発し、2022年に打ち上げるプロジェクトです。本衛星で取得する分光観測データはSDGsの「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」に直結し、生物活動による炭素循環の科学的理解を深めることで「13.気候変動に具体的対策を」打ち出すことを目指しています。この研究活動から得られる学術的知見は、漁業・農業・環境ビジネスにも応用可能であり、「2.飢餓をゼロへ」を実現すべく、衛星データ利活用を産学連携で推進します。
アーヘン工科大学Student Unionから環境科学を学ぶ学生を中心に12名が参加し、高い問題意識を共有しながら、盛んに議論が進められました。谷津准教授の講演は、アーヘン工科大学からコーディネーターとして参加した計算地球科学専門のFlorian Wellmann教授からも深い興味を引き出しました。世界共通の課題について議論をする、双方にとって有意義な機会となりました。

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